2015年12月31日

『自殺島』

やっと、こうして『自殺島』について書けます。

結局10けん近く本屋を探して、やっと、全巻置いてある場所を見つけました。
というか、最新刊の14巻のみは置いてある場所は結構あったんですけどね。
なので、きっとずっと好きな人が、常に新しい巻がでると買っているような
そんな漫画なのかな??

実際に題名だけは知っているっていう人も私の周りでは多かったです。

あと、題名と、表紙の感じで、「怖い」とか「デスゲーム」だと思って
読んでなかったって言う人もちらほらいました。

確かに、私も、表紙見た時、怖そうな感じかな〜??と思ったし、
島とか入っている題名だと、どうしたって「殺し合いのデスゲーム」が
頭を横切ったりするわけで。

でも、読んでいて、一番思ったのは、「成長物語」だなっていうこと。
なんかこう書くとうすっぺらくなってしまう気がするけど。

すごく「人間とは何か??」「なぜ人は生きるのか?」というのに、
真摯に向き合っている作品で、私は、何度も涙が出ました。

で、ですね、どういうストーリーかというと・・・・

自殺常習者が多い日本で、医療費や、生活復帰への莫大な費用に頭を
悩ませた国が、生きる義務を全うしないものには、その権利を放棄させ、
島流しにしてしまおうという、極秘の計画があった。その島を
ネットのうわさで『自殺島』と呼ばれていた。

自殺常習者の主人公セイは、その権利を放棄し、
目覚めた時大勢の人と一緒に『自殺島』にいた。
その場で、絶望し、飛び降りて死ぬ者、そして死ねない者。
生きるために協力するもの、法がないからと無法するもの。

島に流された、すべての人は『未遂者』で、それでも、
それぞれの生き方を模索していく。

「今・・・僕・・・生きることを考えてる・・・!?」
ずっと逃げること、死ぬことを考えてきたセイがフッと気づくシーンです。

そして、一巻の終わりでは、
「試されている気がする この島に・・・ 
 変わる事 生きる事 その資格が 僕にあるのか」

という自分への(もしくは読者への?)問いかけで終わっています。

うーん、やっぱりすごい漫画だな〜。

なんか、誰かに共感するとかではなくて、
誰にでもどこか深いところで共通する心の揺れとか、迷いとか、求めいてるものとか・・
そういうものが心にすごく響いてきて、知らない間に泣いていたみたいな状態になる。

巻が進むにつれて、いろんな問題や、試練などがでてくるけれど、
それを主人公のセイや、他の仲間たちがそれぞれどんな風に向かっていき、
どんな答えを出していくのか。

そして、ちょこちょこ入ってくるサバイバル(?)知識や、作者の経験談も
とても興味深くて面白い。

そんな漫画なので、どうか、もっと全巻書店に置いておいてほしいなと
思ってます。


そして、今年はよく日記を書いた年でした。
読んでくださっている方、ありがとうございます。
良いお年を。

そして来年も、どうぞよろしく。


posted by キノプール at 23:37| Comment(0) |