2011年10月30日

雨×水曜日の朝

私が、まだ小学校に通っていたころ、
私の通っていた小学校が見える団地に住んでいた。
団地から出て、橋を渡ると、もうそこは学校という、
なんとも近い場所。

私の家は、5階立ての団地の三階に住んでいた。
私はよく、ベランダで、空を見たり、そこから見える学校のプールを
みていたのをよく覚えてる。

むかしむかし、私は、プールに入れなかった。
昔々と言うのは、保育園に通っていた頃だ。

あの頃、私は、プールがある日は駄々をこねて、
よく泣いていた。「いきたくないよ〜」って。

ある日、プールのある日、いつもみたいに、駄々をこねて
泣いたけど、結局保育園に連れられていって、
それでも、怖がっていた私に、先生がこう言った。

「人は、水の上に浮くものだから大丈夫」

そういって、わたしを仰向けに支えながら、プールの水面に
乗せてくれた。
先生の手がスッと離れる。
私は、少し怖い気分になる。

先生が言う。

「ほら、浮いてるでしょ??」

怖さがなくなり、私は、浮いた時に見た空がとてもキレイだったことを
今も覚えてる。


その後は、スイミングスクールに通うようにもなり、
今では、バタフライ以外なら何でも泳げるまでになった。


でもなぜだろう・・・今でも、何故か思い出す。
水曜日の朝、外を見ると、プールに雨が降っている光景を
何故か思い出す。

そのとき、その風景を見て一体何を思ったのかは、
思い出せないのだけど、

なぜか今思い出す、その風景は、
どこか、私の胸の奥をジリジリとさせる。

それは夏の終わりの線香花火のジリジリ感とどこか似ている気がする。






posted by キノプール at 22:46| Comment(0) | 日記
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